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2016年11月16日水曜日

落語とオペラのコラボ

 
  小生の友人が、川崎市川崎区で同じ仕事をしている。彼から電話が有り、会って話を聞くと
以下の様な事であった。
    彼の知り合いの同業者の方が、川崎区鋼管通りにもと町工場であった2階 建ての建物が
有り、その2階を事務所として使用し1階を多目的ホールとして使用されているとの事でした。 
そこを利用して年に数回、コンサートをやられているオペラ歌手のお嬢さんがおられ、そのコン
サートに招待されました。
    当日は、観客数50数人の中、ピアノを伴奏にオペラの歌曲を数曲熱唱され、 その他に、
ポピュラーな曲や童謡を観客と共に歌われました。 日頃より練習に励 まれていると見えて、
その歌声は実に伸びやかで、容姿と共に美しいものでした。 約1時間半のコンサートの終演
後は、観客や主催者等が持ち寄った飲食物で 「打ち上げ宴会」 となりました。
    その席で彼女より、 「毎回、同じパターンでは観客の皆さんも飽きるので、たまには 落語
とのコラボレーションを試みたい」 との話が有り、友人と、その知り合いの方の依頼もあって
引き受ける事になりました。
   たまたま、川崎市役所に勤務されているアマチュアの落語家さんも共演されるとの事もあり
話は直ぐにまとまりました。 当日、開演前の打ち合わせで、彼女より 「出囃子 の代わりに
私が歌いますので、その歌に乗って登場して下さい」 との事でした。初めての事なので
びっくりしましたが、何事も経験だと思い承知しました。小生は、カンツォーネの「ヴォラーレ」で、
相方は、オペレッタの「メリーウイドー」でした。出口より高座に着くまでの間の取り方と歩き方に
幾分戸惑いを感じましたが、不安は観客の拍手で打ち消されました。人間長生きをすると色々
な事があるものだと、つくづく実感致しました。
  終演後の「打ち上げ会」は大いに盛り上がり、次回の予約まで頂きました。
 
 
                                                 極楽亭 とんぼ